ラーセン(LARSEN)
ラーセン社の創業者はイェンス・レインダール・ラーセンで北欧ノルウェーの出身です。
彼が学校教育を終えた時は丁度第1世界大戦のさなかで兵役義務が待っていました。
それを務め上げたうち、ノルウェー商船の見習い船員に採用されました。
船がフランスのボルドー港に着いた時、船員の職を辞してコニャックに向かいました。
そしてプルニエ社に採用になり、そこで彼と酒の結びつきが始まりました。
ラーセンは会社のスタートに当たり、シンボル・マークとして帆船を選びました。
これは北欧出身として祖先のヴァイキングの栄光を誇りに思っていることの表れで、
その勇壮なイメージの帆船マークは「ドラッカー・インヴィンシブル(無敵の帆船)」と呼ばれ、今でも同社製品のラベルを飾っています。
ただ最近は、イェンス・レインダールが「ボルドーに入港した時の船の絵にすぎない」と説明を変更しています。
ラーセンは畑をもたない純然だるネゴシアンで原酒はグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ファン・バの3地区から
利き酒のうえで購入し、自社で熟成、ブレントして商品化しています。