Suhr(サー)のギター製品は他のメーカーに比べると高価な物が多いのが特徴です。大量生産をすることを目的にしておらず、決して妥協をしないのも魅力的なところだといわれてます。よくメーカーでは最初の頃のモデルが良かったものの、有名になり大量生産をするようになってから質が悪くなったといわれることが多いのですが、このメーカーではスタイルを変えることなく有名になっても品質の維持を頑なに遵守しています。
クラフトマンである創設者のジョン・サーにより1970年代から生産がスタートしました。顧客にはマーク・ノップラー、ピーター・フランプトン等数多くのアーティストが名を連ねていて、中でもエリック・クラプトンが顧客だということは非常に有名です。
もっとSuhr(サー)のギターを手にしたいというファンの要望に応えて、2006年には仕様を限定してコストダウンしたモデル、Sシリーズを発売しました。よりファン層を広げ、また、カスタマイズの制作にも定評があり、2009年モデルの製品が特に注目を集めています。高価な製品が多いのにも関わらずファンが多いのには理由があり、デザイン性や音響などどちらにも精通した技術を持った職人が関わっているからだといわれています。また、CAA社での経験を生かしたオリジナルのギターアンプも製作し、販売しています。
このメーカーの中古製品がよくオークションで出されることはありますが、その価値を知っているファンにより高価で落札されることも少なくありません。 若いエレキのファンの人にも憧れの楽器メーカーとして有名であり、この先もずっと残り続けるものと思われます。