IBANEZ(アイバニーズ)は日本の星野楽器が制作する楽器のブランドです。もともとのノウハウが日本にあったわけではなく、取引先だったスペインのサルバドール・イバニェスが廃業したため、その意匠を受け継ぐような形でアイバニーズの制作がはじまりました。
アイバニーズの名前が広く知れ渡ったのは、1980年代のヘビメタブームと言われています。アイバニーズはネックが薄いため、音が出しやすく、なおかつひきやすいということで、速弾きをする機会の多いヘビメタやメタル系のアーティストに愛されてきました。
その独特なフォルムもヘビメタなどのアーティストに愛されてきたのでしょう。まるで三日月の半分を切り取ったようなものが、ボディに角のようにはえ、雄々しいイメージを与えます。特にアイバニーズの一番人気であるRCシリーズは、その特徴がよくでています。Xiphosはまるで星のようなフォルムであり、ARTCORE SOLID TOPはジャズギターらしい丸いフォルムが印象的です。
アイバニーズを世界に広めたアーティストとして、ポールギルバートやスティーヴヴァイがあげられます。これは彼らと契約を結び、積極的に宣伝活動を行ったからだと言われています。現在も数多くのアーティストに愛されており、さまざまな音楽シーンの第一線で活躍しています。日本の楽器メーカー星野楽器が作成しているアイバニーズですが、世界中のアーティストに愛されており、その魅力はワールドワイドとなっているようです。