高鍋町の中心部にある黒木本店で「百年の孤独」は作られています。芋畑のすぐ近くには巨大なビニールハウスのような施設があり、そこで有機肥料も作っているこだわりがあります
「私たちは、酒造りは農業であると考えます。なぜなら酒は文化であり、文化とはその土地の風土から生まれてくるもの。まさに農業はその土地の文化の源であるからです。」
というお考えからも、土に根差した酒造りを守り続けられてきた会社で、焼酎カスを完全にリサイクルする施設を備えることが黒木本店の念願であり、プラントで焼酎カスに石灰やぬかなどを加え乾して肥料にされています。
こうして全く安全なもので作製し、有機農法で作っていることが長年に渡り人気をもたらし続ける大きなポイントの一つとも言えるでしょう。
名前はガブリエル・ガルシア=マルケスの同名の小説「百年の孤独」が由来。瓶は包装紙に包まれ、コルクのラベルが貼られていて焼酎の中でも斬新な雰囲気が漂っています。
工場の一角に、商品にラベルを貼る作業スペースがあり、そこですべて手作業で貼られているようです。瓶の包装紙と箱のフタには、ジャズプレーヤーのエリック・ドルフィーの言葉が印刷され、デザインから味わいまで見事にこだわりを表現されています。