ゴッセ社は、シャンパーニュ地方の一都市アイの市長であったピエール・ゴッセが、
1584年に設立したシャンパーニュで最も古い歴史を持つ会社のひとつです。
伝統に技にこだわり続けることによって、愛好家たちを惹きつけてやまない高品質なシャンパーニュの製造を行っており、
「シャンパーニュの最も小さく偉大なメゾン」として知られるシャンパンハウスの名門です。
世界的なワイン評論家として知られるロバート・パーカーJr.氏が「傑出したシャンパンハウス」と最大級の評価をしている他、
「デカンター」「ワインスペクテーター」等の有名ワイン雑誌でも最高ランクの評価を受けることが多く、
世界的なワインコンテストでも多数の賞を獲得しています。
世界的なシャンパン需要の高まりに応えるために近代的な手法を取り入れるシャンパンハウスが多い中で、
ゴッセ社は高品質を追求するため、昔ながらの伝統的な技法により丹念にシャンパンを造っています。
例えば、ぶどう本来の持つフレッシュなアロマを残す為、ゴッセ社ではマロラクティック醗酵を一切行っていません。
また濾過をあまり綿密に行うと味わいは損なわれるため、オリ引きはタンクの移し変えを中心に行っています。
ルミアージュ(動瓶)も、最近は全てを機械に頼る会社が多い中、同社では現在も熟練した職人の手による作業を続けています。
その他、ボトルの箱詰め、パレット積みにいたるまで、全て手作業で進められています。
これはゴッセ社が、「シャンパーニュの最も小さう偉大なメゾン」だはだから出来ることで、
効率を追求しなければならない大規模メーカーには真似が出来ません。