シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite-Rothschild)は、メドック地区ポーイヤック村にある著名なボルドーワインのシャトーの名称、および同シャトーが生産する赤ワインの銘柄の名称です。現在メドックに4つある第1級格付けワインの中で、シャトー・ラフィット・ロートシルトはしばしばその筆頭に挙げられます。
日本で知られている「ロートシルト」の名は「ロスチャイルド」のドイツ語風の読みであり、フランス語での発音は異なります。
日本ソムリエ協会では「ロッチルド」もしくは「ロートシルト」とルビを振っています。他に「ロスシルド」などと表記されることもあります。
ただし、シャトー・ラフィット・ロートシルトの運営主体であるDBR社では「ロートシルト」という日本語表記を採用しています。
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、ボルドーの北西メドック地区の高名なワイン生産地ポーイヤック村の北端に位置します。
シャトー・ラフィット・ロートシルトの敷地面積は123ヘクタールで、うち100ヘクタールがブドウ畑となっています。
石灰質を基盤とする砂利質のテロワール(土壌)はメドックでも最上と目されています。
ワインの生産量は年間3万5,000ケース(42万本)で、うち1万5,000から2万5,000ケースがメドック第1級格付けの赤ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」として出荷されます。