グレンファークラス蒸留所は1836年創業の今では数少なくなった家族経営による蒸留所の一つです。
グレンファークラスとはゲール語で「緑の草の生い茂る谷間」を意味します。
堂々と聳え立つベンリネス山の麓にあるグレンファークラス蒸留所は、長い年月をかけて浄化された雪解け水が滾々と湧き出る恵まれた立地にあります。
グレンファークラスのこだわりは創業当時からの直火焚き蒸留と熟成にシェリー樽を用いる点にあります。
スペイサイド最大を誇るポットスティルはオリジナルの復刻版を使用しています。
これは約10年に及ぶ実験の結果、スチーム加熱と直火焚きでは最終的な味わいが変わってしまうという結論を得たからです。
また、ファーストからサードフィルまで様々なシェリー樽を使い分け、理想とする味わいを引き出すことも創業当時から変わらないこだわりです。
しかし、古き習慣にとらわれるばかりでなく近代的な蒸留機器をうまく取り入れている点もグレンファークラスの特徴といえます。
発酵槽をステンレス製にし、ポットスティルを増設する等、伝統と革新が完全に融合し現在のグレンファークラスがあります。
グレンファークラスはあくまでシングルモルト(単一の蒸留所でモルトのみを使用したウイスキー)にこだわっています。
独自の個性を大切にし、ブレンダーにカスク売りは一切行っていません。
全ての商品にグレンファークラスの名をつけ、最低でも10年は熟成させたウイスキーから30年もの、ヴィンテージ、樽出し等、幅広いレンジを持つ故に「グレンファー・マジック」と呼ばれ世界中で愛飲され続けています。
グレンファークラスの主なウイスキー
・ グレンファークラス 12年
・ グレンファークラス 15年
・ グレンファークラス 17年
・ グレンファークラス 21年
・ グレンファークラス 25年
・ グレンファークラス 30年
・ グレンファークラス 40年
・ グレンファークラス 105プルーフ
・ グレンファークラス 29年 ケイデンヘッド
・ グレンファークラス 1989 シングルカスク
・ グレンファークラス 1958 ファミリーカスクオフィシャル