クライヌリッシュの原料となる大麦は現在も変わらず北ハイランドで製麦されたもので、水も昔と変わらずクラインミルトン川から蒸留所までパイプで運ばれてきます。
これら原材料にマスターディスティラーの職人技を加えれば、冷涼な、沿岸のキャラクターを持つシングルモルトが出来上がります。
クライヌリッシュは最低でも14年間、オークカスクの中で熟成されます。
クライヌリッシュに一番最初に建てられた蒸留所は、肥沃なサザーランドの沿岸地帯で農業を始めた、農家のためのものでした。
1819年、後にサザーランド公爵となる人物にたった750ポンドで建設されたこの蒸留所は、小作人たちにとって自分たちが育てた穀物の手っ取り早い売り先となったのです。
歴史を通じて、 クライヌリッシュは常に専門家たちの高い評価を受けてきました。
ビクトリア朝時代の偉大な著者でもあるジョージ・セインツベリー教授が一番好んでいたのがクライヌリッシュであり、今日のウイスキー愛好家たちも、北ハイランドと沿岸の二つの個性を併せ持つ点を一貫して支持しています。
クライヌリッシュはさわやかなミディアムボディでマスタードのようなフレッシュさを持ち、海そのものの味を感じることができるといっても過言ではありません。
アイラモルトほどの強いスモーキーさはなく、かすかに残るぐらいの微妙なピーティさを感じさせます。
クリーンな味わいのクライヌリッシュはアペリティフ(食前酒)にも最適ですし、夜のもっと遅い時間にもお楽しみいただける多彩な個性を持っています。
クライヌリッシュの主なウイスキー
・ クライヌリッシュ 14年
・ クライヌリッシュ 1997 14年 epowerTheGear
・ クライヌリッシュ 1996 15年 epowerTheGear
・ クライヌリッシュ 1995 16年 カーンモアストクリクト
・ クライヌリッシュ 1991 16年 ザガッティパーソナル
・ クライヌリッシュ 1997 14年 ディスティラリーコレクション
・ クライヌリッシュ 2009 12年 フレンズオブクラシック
・ クライヌリッシュ 1989 22年 モルツオブスコットランド
・ クライヌリッシュ 1991 ダブルマチュアード
・ クライヌリッシュ 1993 G&Mコニサーズチョイス
・ クライヌリッシュ 1990 21年 ダグラスレインOMC