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エドラダワー(EDRADOUR)

エドラダワー(EDRADOUR)は、「シングルモルトの銘酒、宝石にたとえるならば大粒の真珠のように甘い香り、クリーミーでとろけるような舌触 り…」と表現されています。 エドラダワーはスコットランドで最も小さな蒸留所です。パース州の保養地として知られるピトロッホリーの町から東に約3キロ、小さな村の谷間に建てられて います。グレイの屋根と白く塗られた外壁、真っ赤なドアが何とも可愛らしい。エドラダワーとはゲール語で「エドレッドの小川」の意味です。

 創業は1825年で、地元の農夫が共同でアソール公の領地を借り受け、蒸留所を作ったのが始まりだそうです。その後、いく度となくオーナーは代 わったが、製法もサイズも創業当時とほとんど変わりません。フロアーモルティングは行われていないが、マッシュタンも醗酵槽もポットスチルも創業当時のま まで、特筆すべきはワート(糖液)を冷却するモートンタイプのオープン・ワーツ・クーラーが今でも使われているということ、勿論スコットランドではエドラ ダワーだけです。

 ポットスチルは最小の2基。これがまた驚くほど小さい。当然、生産量も限られていて、生産部門の従業員はたったの3人。1週間の生産量はホグスヘッド樽(250リットル)に換算してわずか14樽。スペイサイドの平均的蒸留所の40分の1程度しかありません。

つまりスペイサイドの蒸留所が1週間で生産する量がエドラダワーの年間生産量に相当するのだ。 そのうちシングルモルトとして出荷しているのは、年間2,000ケース24,000本程の貴重なモルトウイスキーです。

 スコットランドで最も小さいポットスチルを使って、ごく少人数でモルトウイスキーを生産しているエドラダワーは、2002年にシグナトリー社の 所有となった。スチルの規模が影響してのことか、その味わいは非常に個性的で、1980年代のボウモアに通ずるパヒューミーなものが多い。瓶詰業者として 長く営業してきたシグナトリー社は、色々な樽を仕上げ熟成に使って、様々なフィニッシュものを出してきており、かつてはスタンダードな10年もの以外にほ とんど手に入らなかったペルノ・リカール社所有の時代とは、大きく様変わりしている。

 

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